アパレルブランドのMD職の求⼈特集

売上不振の危機的状況を脱出したアパレル業界では、MD 職に求める素質・要件が変化しつつあります。

ここ数年、アパレル業界は危機的状況に陥り、店舗閉鎖やブランド撤退が相次ぐなど業績不振が⽬⽴っていました。そのような危機的状況を打破しようと各社トライ&エラーを繰り返す時期が続きましたが、ようやくライフスタイル全般の新規事業の立ち上げや新規ブランドの立ち上げ等で業界全体が活気づき、2019SSは売上を拡大する企業も目立ちました。 しかしながら、直近では暖冬の影響から防寒アイテムの売上が鈍く、急遽、商品構成を⾒直して気候変動に柔軟な品揃えへと切り替え、臨機応変に対応する企業が相次ぎました。このように外部環境の影響を受けやすいアパレル業界では、かじ取り役であるMDの判断がブランド、さらには企業の明暗を左右するといっても過⾔ではありません。

今回の特集では、アパレルブランドのMD職にフォーカスし、求⼈動向や求められる⼈材の傾向等、転職をお考えのMD経験者の皆様に役⽴つ情報をお届けします。

アパレルブランドのMD職の
求⼈動向と求められる⼈材の傾向・難易度

求められるものは、従来の「感性」から「数字」「スピード感」へと移⾏。 トレンドを追いつつも、数値分析とMD設計ができるバランスが重要です。

アパレル業界のMD職において、これまではファッション感度の⾼さやセンスの良さといった感性型の⼈材が求められてきました。ところが、近年の求⼈動向のキーワードは、従来の「感性」という軸から、「数字」「スピード感」へと移⾏しつつあります。 これまでのアパレル業界は、百貨店アパレルを中⼼としたビジネス展開を⾏い、シーズンごとに展⽰会ベースで企画し、受注されたものを作る流れでした。しかし、現在ではECビジネスの強化に伴い、アパレル業界全体のスピードがアップしており、企業は計画をすぐに実⾏に移せる対応⼒の優れた⼈材を求めています。 MD職の選考は、年間の型数、予算と売上、消化率、商材等がポイントとなります。20代ではその⽅のテイスト、ファッション性、センスが主に選考の判断基準となりますが、30代を超えると店頭の坪数や商品構成⽐を踏まえ、売上を構築するために必要な商材の提案⼒や、MDとしての実績等、ビジネスに対する感度も選考過程で厳しく判断されます。 特にセレクト系ブランド企業では、MD採⽤の⽬線がシビアであると⾔われています。引き続き「感性型」であることを重視している傾向があるものの、ブランドによっては「数字への強さ」も求められる場合もあります。トレンドを追いつつも、ご⾃⾝でしっかり数値分析とMD設計ができるバランスが重要です。

アパレル業界のトレンドは「EC」がキーワード。
ECサイトでの集客と売上最⼤化につなげる資質を持つMDが必要とされます。

現在、そしてこれからのアパレル業界のトレンドは「EC」がキーワードです。スマートフォンの普及とともに、ファッション感度の⾼い若年層を中⼼としたアパレルECサイトの利⽤拡⼤を受け、アパレルECの市場規模やアパレルブランド各社のEC化率は年々⾼まりを⾒せています。 アパレル企業各社では、集客⼒のあるアパレルECモールへの出店・出品と併せて、⾃社ECサイト強化のための投資とインハウス化を積極的に進めており、ECビジネスの進展に伴って今後EC専任のMD職の採⽤を活発化する動きが⾒込まれています。従来型の基幹職としてのMD職と同様に、感性やスピード感、数値分析⼒と合わせて、ECサイトでの集客と売上最⼤化につなげるマーケティング能⼒やデジタルの知⾒が、今後さらに加速するECビジネスにおいて求められるMDの資質と⾔えるでしょう。

MDに与えられる決定権は⾮常に⼤きく、⾃⾝が決めたことがダイレクトに成果として跳ね返ってくる⾯⽩さがあります。

MDはブランドの屋台⾻であり、花形の職種です。予算に基づき、社内のデザイナー・パタンナー・営業等を取りまとめ、52週でMD計画を⽴てていくMDの仕事は裁量が⼤きく、⾃⾝が決めたことがダイレクトに成果として跳ね返ってくる⾯⽩さがあります。 季節要因等で売上低迷に陥ることもあり、決して簡単な仕事ではありませんが、与えられる決定権は⾮常に⼤きく、ブランドにとってなくてはならない存在です。

アパレルブランドのMD職の求人例

■大手カジュアルブランド/MDスタッフ/想定年収:400万円~550万円 ■大手アパレルブランド/MDスタッフ/想定年収:400万円~600万円 ■大手セレクト系ブランド/MDスタッフ/想定年収:450万円~600万円 ■大手アパレルグループEC専用ブランド / MDマネージャー / 想定年収:550万円~750万円 ■大手日系ファッションブランド / 事業部長 / 想定年収:800万円~1100万円

アパレルブランドのMD職のキャリアパス

経験・実績をもとに描けるキャリアは主に2つ。事業部⻑を⽬指すキャリアと、MDとして新規ブランドの⽴ち上げに参画するキャリアです。

MD としての経験・実績をもとに描けるキャリアは、主に⼤きく2つあります。 ⼀つは事業部⻑を⽬指すキャリア。もう⼀つは、MDとして新規ブランドの⽴ち上げに参画するキャリアです。弊社のご登録者様の事例として、ご⾃⾝のバックグラウンドを⽣かし、チーフMDの⽴場から新規のブランドを⽴ち上げたケースもあります。 20代から、メンズやレディス等のアイテムカテゴリーをできる限り幅広く経験することや、予算、型数等、MDとして扱う数字を増やし、経験と実績を積み上げていくことは今後のキャリアにプラスになります。マネジメントポジションへのキャリアだけでなく、新ブランド⽴ち上げにアサインされる可能性も⼤いにあり、MDとしてのキャリアの幅も広げていくことが可能です。

弊社が提供可能な
サービスとベネフィット

弊社では、皆様の転職を成功へと導くために、様々な面接対策のサポートを行っております。ご転職へのご希望を十分にお伺いし、さらなるキャリアアップにつながるキャリア構築のご相談、アパレル業界の情報提供等、ご要望に応じたコンサルティングを行っております。豊富な転職成功実績に裏付けられた的確なコンサルティングをさせていただき、ご面談によって得た皆様の強み、熱意などを明確に企業に伝え、面接から内定へといった次のステップへと着実につなげてまいります。

主なご紹介先アパレル・
ファッションブランド一覧

ファーストリテイリング(ユニクロ / GU / PLST)、アダストリア(GLOBAL WORK(グローバルワーク)/ LOWRYS FARM(ローリーズファーム)/ niko and …(ニコアンド)/ studio CLIP(スタディオクリップ)/ LEPSIM(レプシィム)/ JEANASIS(ジーナシス)/ RAGEBLUE(レイジブルー)/ Heather(ヘザー)/ HARE(ハレ)/ repipi armario(レピピアルマリオ)/ BAYFLOW(ベイフロー)/ LAKOLE(ラコレ))、JUN(ROPE’(ロペ)/ ADAM ET ROPE’(アダムエロペ)/ ViS(ビス) / ROPE’ PICNIC(ロペピクニック))、ベイクルーズ(IENA(イエナ)、Deuxieme Classe(ドゥーズィエムクラス)、L'Appartement(アパルトモン)、JOURNAL STANDARD(ジャーナルスタンダード) / UNITED ARROWS(UNITED ARRROWS(ユナイテッドアローズ) / BEAUTY & YOUTH(ビューティ&ユース)/ green label relaxing(グリーンレーベルリラクシング)/ coen(コーエン) / FIGO(フィーゴ) / DRAWER(ドゥロワー)/ EMMEL REFINES(エメルリファインズ))、デイトナ・インターナショナル(FREAK’S STORE(フリークスストア)/ PUBLUX(パブリュクス))、TOKYO BASE(STUDIOUS / UNITED TOKYO / PUBLIC TOKYO / A+TOKYO / THE TOKYO)、Samantha Thavasa(サマンサタバサ)、マークスタイラー(MERCURYDUO / dazzlin / LAGUNAMOON / MURUA / EMODA / jouetie / GYDA / Ungrid / RESEXXY /merry jenny / EVRIS / EATME)、sacai(サカイ)、ISSEY MIYAKE(ISSEY MIYAKE(イッセイミヤケ)/ PLEATS PLEASE(プリーツ プリーズ)/ BAO BAO(バオ バオ))、エレメントルール(BARNYARDSTORM(バンヤードストーム)/ BABYLONE(バビロン)/ Chaos(カオス)/ Curensology(カレンソロジー))、アーバンリサーチ(URBAN RESEARCH)、aオンワードインターナショナルファッション(JIL SANDER(ジル・サンダー)/ ROCHAS PARIS(ロシャス パリ)/ chalayan(チャラヤン)/ VIA BUS STOP(ヴィア バス ストップ)、ファスサンファール(BRAHMIN(ブラーミン)/ BEATRICE(ベアトリス))、ノーウェア(A BATHING APE(ア ベイシング エイプ))

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